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574 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 14 23 17 ID 64vy3TrB 二人きりの頃でも放置してた事を考えると、案外サヤは公認してるのかも。 7巻98Pのようなこともあるしね 将を射んと欲すればまず馬を射よ、か。 575 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 14 55 40 ID Cz0PGiEZ あーなんか似てるなぁ、くらいにしか思ってなかったら… 576 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 15 14 23 ID GW0ESu5V 574 そこのページを見て、キリノとサヤの温度差を感じたかな まあ客観的に見れば今の室江が全国に行くのはかなり厳しいだろうし そういった意味ではサヤの現実的思考はもっともだがw キリノの「全国にみんなで行く」という台詞は自信の表れなのか楽観主義なのか はたまた自分に無理に言い聞かせているのか、色々判断できそうだ 577 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 15 30 08 ID RFIv/FZX 俺は後者の捉え方をした でも心のどこかには、全国へ行ける自信もあったんじゃないかなと 578 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 15 33 30 ID 4swgIk2w 576 キリノは頭いいから厳しいことはわかってるだろうし いつもの青春フェチ発動してそれ位の勢いでがんばろうってだけか もしくはコジロー先生のために燃えてるんだろう 579 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 15 41 15 ID L1vsUuPT キリノの華麗なる自己暗示 ・アニメ1話でコジローが何を思っていようが、やる気を出したのは「私の為」 ・「だよね分かんないよね見学すらしてないんだもん(見学すれば入ってくれる)」 ・「部活を肌で感じれば剣道がまたやりたくなって入ってくれる(に決まってる)よ」 ・「(あたしが見込んだ)タマちゃんを見て胸がドキドキしない子なんていないよ」 そして現実も大体この通りに動いていく。 タマちゃん連れ込んだ道場で偶然外山がダンをいじめてたのも、 ミヤミヤがさとりん入部に際して”ああ”働いたのも、 キリノがあらかじめ決定した運命の1ピースにすぎない。 だから「全国へ行く」となったら、もう行くんだから後は強くなるだけ!とかしか考えてないと思うよ。 ついでにキリノがコジローに理由を求めないのもそんな性格からきてるっぽい。
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《バンブー・ザ・ライトニング》 効果モンスター 星3/光属性/戦士族/攻 0/守 0 リバース:以下の効果から1つ選択して発動する。 ●エンドフェイズまでフィールド上のモンスター1体の攻撃力を0ポイントアップさせる。 ●デッキから「竹光帝の陵墓」を1枚手札に加える。 part18-878 コメント 名前 コメント
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SRバンブー・ホース(OCG) 効果モンスター 星4/風属性/機械族/攻1100/守1100 「SRバンブー・ホース」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 手札からレベル4以下の「スピードロイド」モンスター1体を特殊召喚する。 (2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから風属性モンスター1体を墓地へ送る。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。 デッキ圧縮 モンスター除外 下級モンスター 機械族 風属性 風属性補助 SR SR補助 同名カード SRバンブー・ホース(アニメ)
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《SR(スピードロイド)バンブー・ホース》 効果モンスター 星4/風属性/機械族/攻 1100/守 1100 ①:このカードの召喚に成功した場合に発動できる。 手札からレベル4以下の「SR」モンスター1体を特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで「SR」モンスターは攻撃できない。 使用キャラクター ユーゴ タグ一覧 効果モンスター SR
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つかつかつかつか。 「むむむ、お尻の形、よし…!」 じゃなかった。あたしは室江高校2年、剣道部部長の千葉キリノ。今日はある人を尾行しているのだ。 その相手は、東ちゃんのクラスの副担任・吉河先生。目的は…あたしのキリノートにある1項を付け加えるべきかを判断する為。 "――――コジロー先生と、付き合ってるのか否か?" あたしのこれまで集めた情報をまとめたキリノートによると…吉河先生の受け持ちは1年3組で、 健康的な美人で割と巨乳、加えて優しい雰囲気を持つタイプらしく、生徒からの受けもかなりいいらしい。 さらにゲームも詳しく、下半身からの攻めには定評がある…てアレ?こんなのいつ書いたんだろ、あたし。 まあいいか…で、肝心のコジロー先生とは、ゲーム友達で、事によるとお泊りし合ったりする程の仲だとか。 …もう、そんなの確定でいいじゃん、なんて想いもあるのだけど…まあとにかく!あたし的にはこの目で確かめないと気が済まないのだ。 何せ、あの…けちんぼで、足の裏がぷにぷにで、お世辞にもカッコいいとは言えなくて、性格もちょっと…の、あの!コジロー先生に春が来てるかも知れないんだから! つまりこれは純粋な探究心。けっして、個人的な関心からではないんだからねっ!(ずびしっ!) …………まぁ、探せばちょっとくらいはいい所もあるんだけどねぇ? ……なんて考えてたら、見つかっちゃった? 「あのぉ…千葉さん、ですよね?コジロー先生の、剣道部の…私に何かご用?」 「いやぁ、あの…あは、あっはっは~良い天気ですねえ」 先手を取られたっ…くっそぉ、おとぼけキャラのようで、意外とやるなあ、吉河先生。それじゃあ、正直に。 「実は吉河先生に、折り入ってお尋ねしたい事があるんですよぉ」 「あら、何かな?じゃあ、後でお昼休みに、職員室でお話しましょ。おいしいお茶とお菓子があるのよ」 「お茶っ…はい♪よろしくお願いしまっす!」 はっ…あーもうバカバカ、完全に向こうのペースに乗せられてどうすんのあたしゃ。 しかしこの人こんなマイペースな人だったのね…ちぇっ、負けないぞお! * * * * * 「え、私とコジロー先生が?」 「…どうなんすか?」 「……う~んとぉ……」 出たとこ、直球勝負!…でもこの反応は、やっぱりそうなのかな…… ……って何落ち込んでるのよあたしは?知的探究心、知的探究心! ……でもちょっと、吉河先生の反応もヘンだよね? 「んむむむむ…」 「そ、そんなに悩まなくても…あたし、誰にも言わないですからっ」 「……千葉さん。ううん、キリノちゃん?」 「は、はい?」 「質問に質問で返すのは申し訳無いんだけど…私の質問に、先に答えてくれる?」 「な、何っすかあ?」 質問?…吉河先生があたしに?なな、何だろう? 「キリノちゃんって、コジロー先生といつも一緒にいるけど…」 あ、あたしが?先生と一緒に?…まあちょっとは思い当たるフシも無くはないけど。 でもでもそれは、部員が居なかった頃の話で、今は違うんですよ~って、言っても詮無いかな? なんだかさっきからずっと歯切れの悪そうな吉河先生は一呼吸置くと、真剣な表情で、周囲を窺いながら。 「………二人は、お付き合いしてるんじゃないの?」 「…は、はぃぃ??」 意外な返答…と言うか、オウム返し?面食らい過ぎて二の句が告げられないあたしに、吉河先生が続ける。 「だって、何か他の生徒に聞いたけど、お弁当あげたり、仲良いって聞くし…」 「お、お弁当はアレですよ、あたし惣菜屋の娘ですし、コジロー先生っていつもほら、お腹空かせてるからっ!」 それに………それに、特別先生となにか、なんて、あった事一度もないし……… ……ううう、何だかコジロー先生にムカついて来たなあ?なんでだろう? 「それに、何よりね?コジロー先生、いつも楽しそうに部長さんのお話してるから」 「えっ……」 な、何さっきの今でこんなに嬉しくなってるのよあたし?えぇっと、ニヤケるのストップ!ストップ! 「それでね、私としては…その、やっぱり先生と生徒でね?そう言うのは………」 「…そう言うのは……何ですか?」 「うん、やっぱりね、ちょっとどうかな、って思ってて…」 う~、何だろうこの気持ち。誤解されてるのは勿論嫌だけど、なんだか吉河先生の言い方もイヤ。 あたしとコジロー先生がもし付き合ってるのなら、なんで吉河先生がそんな事言えるのかな?かな? …………ああもう面倒くさい、言いたい事全部言ってやる! 「……もし、そうなら、その事自体は吉河先生と関係なくないですか?」 「え、だってそれは先生と生徒だし… それにコジロー先生は、そういうの、しっかりしてる人だと思うから…」 ―――少し、吉河先生の言葉の調子が変わったのを現在トランス中のあたしは見逃さない。 「"コジロー先生は""しっかりしてる人"だなんてそんな事、わざわざ先生に言われなくてもあたし、知ってます」 「じゃあ、なおさら……」 「……もしかして。妬いてるんですか?先生」 「なっ…そんな事、あるわけ………ないでしょう?」 ……図星だったみたい。あちゃあ、もしかしてこれって、藪をつついて蛇出しちゃったって事なのかなあ? ―――――なんて考えてる内に、第三者…ううん、最大の元凶がそこに。 「おっ、失礼しまーす。ズルイですよ吉河先生、僕を差し置いてキリノとお茶だなんて」 空気読めない能天気な元凶…コジロー先生にあたしと吉河先生の煮詰まり切った視線が刺さる。 「な、なんか険悪だねぇ?あは、あはははは。…何だか分からんが、ケンカはよくないですよ吉河先生?なあキリノぉ?」 (…ぷつっ。)×2 「「………あんたが、ゆーなっ!」」 「ふごあっ!」 あたしの突き(貫手)と吉河先生の平手が同時に入り、部屋の外まで吹っ飛ぶコジロー先生。 「あ…あれれ?中々やりますね、吉河先生?」 「ふっふっふ、私、これでも高校までは空手習ってたのよ?」 「すっごーい、キリノートに書いておかなきゃ」 「あら何?皆の事が載ってるの?見せて見せて~」 「どうぞどうぞぉ~」 こうしてまた一項、コジロー先生の項目に「KY」と言う2文字を加え……あたしのキリノートは更なる充実を迎えるのであった。 (―――――その後、すっかり意気投合したその女教師と生徒が喫茶店で談笑するのを見たというM.MさんとD.Eくんの証言があるが、定かではない。) [終]
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475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 21 36 47 ID pC+bPhHL 今ジュラシックパークやってるが、 お前らが一番好きな恐竜は、当然パキリノサウルスだよな? 476 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 21 45 54 ID TDkpSfEj 好きな恐竜はパキリノサウルス 住みたい州はキリノ州 靴はシューズショップキリノ 好きな牝馬はキリノマーベラス お菓子はきりのや製菓 酒はきりのや酒店 病気のときはきりの内科・小児科クリニック 服はきりの洋品店 風邪をひいたらきりの調剤薬局 肩こりがひどくなってきたらきりの鍼灸院 電気機器はキリノ電機 ……… 478 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 22 03 57 ID 4eaXp4wt 476 元は「桐野」なんだろうなwww 480 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 22 32 30 ID VP0aF2ym 476 ホントに全部あってわらたw
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597 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 20 03 06 ID uxmBjJtQ吉河先生だとわからんが、相手がサヤだとあっさり身を引きそうなイメージはあるな598 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 20 28 39 ID DzXc2wsw 597相手が誰であれ「コジロー先生が幸せならそれでいいよ」とか言いそうではあるな599 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/19(土) 20 37 24 ID TdQQvK6W __- 、 「ごめんね…キリノ」 _z―ミ`ヽト! __ ,.. -―-. . .、 ´/´ ̄ リィ ´ ` < ̄ヽ / . ヽ /ィ' lツ 、 ハ / / |_ハ .. ハ_l . l ハ !/ / . | | \、l l ィトイl ハ i l | | イlム`トト,ムⅥ . ! | | l . . ト{、ヽ._ | | /l/z|从| | | |l ハ{ヒ リ 'ヒ リ}! . | | | ハ . { . . .l .ト . . ミfr| . |/ヒ }'イ . l N ハ }''' ___ '''/ リ | | ⅥV .l .l ト、ヽ .ヽ!| . | 、_,_∨|!| }l >z`='ィチ} / ..| ヽハ .トト{ \ミ|| . | ノ ||′ /|ハ ト/}{' ハlィj /ト、l V 厂lト、 .|ニ ´|イl / /イハl| 〈|/´ /' /´ハ | /三ミハ |リヽ ノ|′ l { { { V {小 「ううん、いいんだってば。 選ぶのはコジロー先生だもん」 __- 、 _z―ミ`ヽト! __ ´/´ ̄ リィ ´ ` < ̄ヽ ∧,,_∧ /ィ' lツ 、 ハ ( )∧∧/ / . | | \、l l ィトイl ハ i l /⌒ ,つ⌒ヽ) | l . . ト{、ヽ._ | | /l/z|从| | | i三 | i三 ∪ | ハ . { . . .l .ト . . ミfr| . |/ヒ }'イ . l N .○三 |○三 | | ⅥV .l .l ト、ヽ .ヽ!| . | _,_.∨|!| .(/~∪ (/~∪ ヽハ .トト{ \ミ|| . | ノ ||′ 三三三三 V 厂lト、 .|ニ ´|イl / 三三三三 | /三ミハ |リヽ ノ| 三三三三三三 __- 、 _z―ミ`ヽト! __ ´/´ ̄ リィ ´ ` < ̄ヽ /ィ' lツ 、 ハ/ / . | | \、l l ィトイl ハ i l | l . . ト{、ヽ._ | | /l/z|从| | | | ハ . { . . .l .ト . . ミfr| .|/ }'イ . l N | ⅥV .l .l ト、ヽ .ヽ!| . | ∪_,_.∨|!| ヽハ .トト{ \ミ|| . | ゜ ノ ||′ V 厂lト、 .|ニ゚´|イl / | /三ミハ |リヽ ノ|
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SRバンブー・ホース(アニメ) 効果モンスター 星4/風属性/機械族/攻1100/守1100 (1):このカードの召喚に成功した場合に発動できる。 手札からレベル4以下の「SR」モンスター1体を特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで「SR」モンスターは攻撃できない。 下級モンスター 機械族 風属性 SR SR補助 同名カード SRバンブー・ホース(OCG)
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501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/18(金) 20 11 29 ID ZYQY7FCO 漫画の方で「千葉」→「キリノ」になったのにはいつどんなやり取りが… 502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/18(金) 20 22 25 ID DU0f0+NV 出典は3スレ目 125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/11/21(水) 00 24 46 ID 2EXS0rPu まあでも、やっぱかわいいぜきりのん コジロー先生が最初「千葉」って呼んでたりしたらもっとよかった 「おい千葉。」「キリノですよう先生」 「…千葉」「キリノって呼んでくださいってば」 「千葉ぁ」「キリノって呼んでくれないと力が出ないぃ~」 みたいな。 503 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/18(金) 20 32 08 ID 6GBDGftU 最初っから自分となんか似てたせいで職業意識が働かず、 うっかり友達感覚で「キリノ」と呼んじゃったのが初めだったりとか んでそれ以来自省して極力キリノとは一定距離を保っていたのだけど 最近(殊にIH予選以降)そのタガが外れつつあるようだ エビフライとか頼むとか 506 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/18(金) 21 38 46 ID zDpCKm0H 去年の四月頃 キリノ「コジロー先生~何で他の子達は苗字で呼ぶのに、私だけ名前なんですか~?」 コジロー「え? お前、『桐野』って苗字なんじゃないのか?」 キリノ「……垂ゼッケンに思いっきり『千葉』って書いてあるのにぃ~」 コジロー「い、いや、俺はてっきり、まだ防具用意できてないから誰かに借りてるのかなって」 キリノ「はあ……そりゃ先生みたいに『コジロー』っていかにも名前!って感じの響きじゃないですけど 生徒の名前くらいちゃんと覚えておいてくださいよ~」 コジロー「スマンスマン……って、コジローはあだ名だぞ 俺の本名は石田虎侍だ」 キリノ「え? 先生って『石田小次郎』って名前なんじゃないんですか?」
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「――ふむ、誰も、来ねえな…」 新年度の始業式を終え、数日経ったある日の放課後。 がらん、とした道場で一人ぽつり、力無い言葉が漏れる。 顧問であるコジローは、誰より早く道場の鍵を開け、 部員の来るのを待っていた――のだが、姿を見せる部員は今現在、ついに一人としていない。 ――今に始まった事では、ない。 昨年度の後半から続く部員減少は、もう歯止めが利かない所まで来ていた。 その原因。強い者による力の誇示――そんな大げさなものではないのかも知れないが。 とにかくその様な事が部内で行われている、そんな噂はコジローの耳にも届いている。 実際、目の当たりにした事もあるし、その時は止めもした。だが。 (しかし……あれは、イジメなんていうような物か?) 多少は、楽天的であったのかも知れない。 だが、コジローにしてみれば、どうしても生徒を「加害者」と「被害者」という風に分けるのに、どこか抵抗を感じていた。 自分のかつて受けて来た、ほとんどイジメ、いや、虐めとしか思えないようなシゴキからすれば、あんなものは。 (―――軽い軽い。) それだけに。減っていく部員数にも…… 正直な所、自分の出る幕ではないと感じていたし、事実。 (まあ、しょうがない…か。部活動なんて、イジメられたり、辛い思いしてまでするもんじゃない。) それが剣道部の現状を鑑みるコジローの…殆ど本音だと言えた。 その様に今日一日を総括し、ともあれ帰るか、と立ち上がろうとした所に。 「……すいません、遅れました!」 道場の引き戸が開き、飛び込んで来る声。 金色の長髪を後ろで結び、それを揺らしながらにこやかに話し掛けて来る少女に。 「…遅いぞ」 それだけ呟くと、少女はすいません、と言いぺこり、と頭を下げ、 再び後ろで結んだ髪を揺らせながら、慌てて更衣室の方へ駆けて行く。 おそらくはただ一人残った、最後の部員にして、現部長――少女の名は、千葉紀梨乃。 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 「えいっ!てぇいっ!とおっ!たぁぁっ!」 ただ二人だけの道場に繰り返しこだまする、竹刀のビュン、という風をきる音とキリノの掛け声。 やや、肩に力が入り過ぎのきらいもあるのだが…その太刀筋は素直で、美しいものだと言える。 とは言えそれにただ見入っているわけにもいかず、自分も素振りをしてはみるものの。 (――ナマクラだ。) 不摂生、不養生、稽古不足――あらゆる物が祟り、今ここにいる自分の、その振り下ろされる切っ先は… とてもではないが、人の事を言えたものではない。全盛期には程遠く、ましてや「模範」と呼べたものですらない。 まだ辛うじて、剣道に冷めながらもどこかで剣道から完全に離れてしまう事を恐れ、それと付き合って来た「目」だけは… どうにか生徒の未熟な技を指摘する事は出来るものの、「腕」は、「体」は。どうにも自分の思うようになってはくれない。 (…こんなもの、お手本なんかに、するもんじゃない。) コジローが深く溜息をもらし、素振りを止めると。 隣で素振りをしていたキリノも丁度1セットを終えたのか軽く額の汗をぬぐい、息をつく。 そのまま二人して腰を下ろすと、キリノも溜息混じりに口を開く。 「ふぅ~、今日も結局あたし一人っすかあ?」 どうやら、心のどこかで素振りをしながら、部活仲間がやって来るのを期待していたらしい。 ともあれそんな願いも叶えられる筈も無く、再び竹刀の音も掛け声もなくなった道場は、閑とした沈黙に包まれる。 「……サヤも最近、学校にも来てないみたいです」 何とかその空気を変えようと、健気にこちらに話を振ろうとするキリノ。 だがその話の内容にも希望はどこにもなく、そうか、と頷くだけのこちらの対応と共に、道場の空気を更に鈍色にするだけだ。 「何で…皆剣道、やめちゃうんでしょうね…」 とうとうその声からも元気の色が消え失せ、表情も普段のキリノからすれば数段、暗い。 さすがに教師としての顔がもたげ、落ち込んだ生徒を励まそうともするのだが… 「仕方が――無いさ。個人の意思を尊重してやらないとな」 その程度の言葉にしかならず、再び、沈黙。 そのまま二人ともに押し黙ったままでいると……ややあって、消え入りそうな声が耳に届く。 「でも…こんなに楽しいのに…剣道……」 その、かすれた声に変調の欠片を見つけ、横を振り向くと…… その瞳からは、大粒の涙がぽろりぽろり、とふきこぼれている。 こちらがそれに気付いた様子を見せると、慌てて手ぬぐいで顔を覆うキリノ。 さすがに見かねて立ち上がると、座ったまま震えているキリノの前で屈み、ぽんぽんと頭を撫でてやる。 「泣くな…よ。まだ何とか、俺とお前がいるじゃねえか」 大した言葉もかけられない。 だが、手ぬぐいに顔を押し付け、肩を震わせ泣くその小さな姿に…良心が傷む。 ただそれだけの行動だった。それだけの行動のつもりだった。 しかし、キリノは――思い余ったのか、こちらに飛びついて来ると、そのまま胸の中で泣き始める。 流石にこりゃまずいだろう、と無意識に周囲を窺うが、当然誰も居るはずもなく、隅でねこが鳴き声をたてている位だ。 そうして、始めはすんすんと声にならない声をあげるのみであったキリノも、少し時間が経ち落ち着くと… 申し訳無さそうにこちらから体を離し、少し呼吸を整え、俯いたままの低いトーンで深刻な言葉を紡ぐ。 「……先生は、居なくなったり、しませんよね?」 コジローは一瞬、キリノが何を言いたいのかが分からなかったが… 身体を少し空けながらも、こちらの剣道着の袖の裾を掴み、離そうとしないキリノの頭を再びぽんぽん、と撫でると。 「心配すんなって。生徒のお前より俺が先に卒業しちまうなんて事、ありえねーから」 少しはにかみながらそう答えるコジローに、絶対ですよ、と念を押し…… それにコジローが当たり前だろ、と答えたところで。 多少は元気を取り戻したキリノがにこり、と微笑みながら声をあげる。 「……じゃあ、引き立て稽古、しましょう!」 そのキリノの様子にどうやら胸を撫で下ろしたコジローがおう、と答え、互いに面を着ける。 正面から向かい合い、おねがいします、と声を重ねた後、打ち合う二人―― ”居なくなったり、しませんよね?” ”当たり前だろ” ―――その約束は、将来、最も皮肉な形で一度破られ……そして守られる事になる。 [終]